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下村式 唱えて覚える ひらがな あいうえお
下村昇・著/ 永井郁子・絵/ 絵本塾出版・刊 / 1500円(税別)

 
『「お母さんと先生方へ」ひらがなの口唱法法と文字学習のポイント』から
 
文字学習は4歳から始まっている
 
今、子供たちは文字を覚えたがっています。わたしたち大人は面倒がらずに子供の欲求にこたえてやらなければなりません。これほどの「文字文化」に囲まれた生活です。子供は自然に文字を覚え、文を読み、思考力を高め、いやも応もなく、学ぶことの楽しさを身につけていくのです。
 
文字に興味を持ったら、正しい書き順で
 
入学前にひらがなだけはほとんど書けるようになっているようです。しかし、筆順どおりに正しく書けているかというと、残念ながらそこまではいっていません。子どもが見よう見まねで自己流に覚えるからでしょう。
いちど誤って覚えてしまった筆順を直させるのは、子どもばかりでなく、親も教師も大変な苦労です。
文字に興味を持った時、正しい筆順を教えてそれに従って覚えさせることがたいせつです。
 
ひらがなの口唱法のよさ
 
ひらがなと限らず、漢字でもカタカナでも数字でも、どこから書き始めるかということは、筆順指導では最も大切なことです。
書き順を覚えるとき、「よこぼうかいて~」とか「よこをかき~」などと唱えさせることは、学問的にみても有効な方法です。~もう一つ大事なのは終筆の処理(「はらい・とめ」など)です。
書写指導は筆順に始まって筆順に終わるとさえいわれています。重要視すべきことなのです。
 
口唱法では次のように唱えながら書きます
『ふ』…てんをかき たてのしりふり ちょおん ちょん
『け』…たてぼう しゅっ よこぼうひいたら たてぼうぴゅう
「とん」…(とめ)、「ぴゅう」…(はらい)、「しゅっ」…(はね)、この三つが楽しく唱える口唱法の3つの筆遣いとして大事です。詳しくは本書をご覧ください。
 

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