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下村式リズムで覚える『ひらがなあいうえお』

下村昇・作 / あおきひろえ・絵 / 文溪堂・刊 / 1600円



【本書の特色】
リズミカルな文章で、楽しく文字が読めるようになる
リズムに乗って、正しくも字が書けるようになる
言葉遊びを通して、日本語の楽しさに触れられる
親しみやすい絵と構成で、絵本としても楽しめる

下村式「口唱法」(R)とは、文字の持つリズムを大事にした文字を書くための練習方法です。文字はそれ自体がリズムを持っています。一つの字から次の字へつながる場合はもちろんですが、一つの字をみただけでも、早く筆を進めるところもあれば、ゆっくり筆を動かすところもあります。そのことは「ふ」や「や」という字をみればよくわかります。
また、文字はきちんと止めるところ、一気に書くところ、あるいは払うところ、たった一字だとはいってもその一字の中に様々な表情を持っています。そうしたリズムや表情を活かすような書き方のコツをつかませることが文字指導では大事です。
ですから、口唱法(R)ではそうした唱え方とその流れを意識してメリハリのある拍子の取り方を大事にしています。これがリズムであり、そのリズムをつかんで筆を動かすその流れ、それは書いた字を美しく見せる要素でもあり大事なことなのです。これが口唱法(R)といわれる口で唱えながら文字の書き順を覚える方法なのです。


現代子供と教育研究所 下村 昇


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