本からのヒント
「何かが足りない。それでぼくは楽しくない。だから、ぼくはその足りないかけらを探しにいく」
こうして「ぼく」のいろいろな形のかけらとの出会いが始まるのですが……
人は誰でもひとり……でも、それは孤独ということではありません。「わたし」という人間は誰のものでもなく「わたし自身」なのです。「この人のこと大好き」と思ってつき合っているうちに、いつかは合わないところや違いに気付くはず。要は自分の中で折り合いをつけながら生きていくことが必要なようです。常に希望や夢を持って前進すること、そんなことを教えてくれる絵本です。