わかれ、そして新しい友達

我が家でかわいがっていた小動物、いぬやネコや小鳥たち、
そうしたものとの別れ、毎日一緒に遊んでいた仲良しのお友達との別れ、

相手は何であれ、別れは辛いものです。

しかし、いつか必ず訪れるのも別れです。
そんな場面に遭遇したとき、
あなたは子どもにどう、
ことばをかけてやりますか?


そんなとき この本を      「きみにあえてよかった」

エリザベス・デール・文 / フレデリック・ジュース・絵 / 小川仁央・訳 / 評論社・刊


本からのヒント
ある日、大の仲良しの犬・スクランピーが死んでしまった。ママは「いまは楽になったんだから喜んであげなくちゃあ」という。「スクランピー、どうして死んじゃったんだ」少年はスクランピーのことばかり考え続けた。ママはベン少年が悲しんでいるのを見ていられなかった。
時が過ぎ、ベンはスクランピーの思い出が辛くなくなっていることに気がついた。そして心から思った。「スクランピーと会えてほんとに幸せだったんだ」と……
そう思えるようになったベン少年は「あたらしいいぬ、かってもいい?」とママに聞いた。
あなたなら、どう答えるでしょう。そしてベンのお母さんはどういったのでしょう。
何度か読み返していただきたい絵本です。


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