子どもとの遊び方がわからないお父さんに

「子どもと遊ぶのもいいけど、間がもたないよ。一つ遊んで飽きたら あとはもうたまらないね」 「遊園地に連れてって、次々 乗り物に乗せて、ハンバーガー食べさせて、アイスを買ってやって、毎度 同じパターンだよ」 仕事で疲れているお父さんの頭の中には、わが子との遊び方がインプットされていない人もいるのです。


そんなとき この本を

おとうさんとあそぶ絵本(全3冊)

角田 巌・文/角田昭子・絵/文化出版局・刊


本からのヒント
 この絵本は(1)「おとうさんとあそぼう」(2)「おとうさんとうみへ」(3)「おとうさんといっしょ」の全三冊から成っています。 子ども向けの絵本には違いありませんが、親に(特に、お父さんに)よく見て、読んで「ははあ、なるほど」とうなずいてほしい絵本です。それから子どもをひざの上に載せて、絵本の仕掛けを楽しみながら読んでやってほしいものです。
 (3)の「おとうさんといっしょ」は、節分の豆まきから始まって年越しそばで終わるまで、日本の季節の種々な行事を取り上げ、それらを家族で過ごす楽しみ方を示してくれています。「お父さんと遊ぶの、だあいすき」と、わが子に思わせ、「子どものころの父との思い出」作りに一役買ってくれる、お父さんのための虎の巻です。


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